しじみのお話

 


お酒を飲みすぎた翌日、しじみ汁や、サプリメントを飲む方いらっしゃると思います。

お酒を飲む方以外にも健康の為にしじみを食する方も多いと思います。

 

 
しじみはとても栄養価が高い食べ物として、
昔から日本人の食生活にとり入れられてきました。

 

さまざまな栄養素が含まれ、カラダにとってうれしい効果が期待できます。


しじみの栄養成分と効果

 

オルニチン…二日酔いの緩和
アミノ酸の一種であるオルニチンが肝臓の働きを助け、
アルコールの分解を速めてくれます。

お酒を飲み過ぎた場合は、寝る前にしじみ汁を飲むと二日酔い防止になるとも言われています。

 


ビタミンB2…成長促進

カラダの成長に欠かせないビタミンB2が多く含まれています。
皮膚・髪・爪の細胞の再生に役立ちます。

 


ビタミンB12

赤いビタミンと呼ばれ、造血に欠かすことのできないビタミンB12が含まれています。
末梢神経を正常にする働きがあるため、肩こりや腰痛の緩和にも。

 


カルシウム

体の中で最も多いミネラル。骨や歯を丈夫にするだけにとどまらず、
ホルモンの分泌、筋肉の収縮、細胞の増殖など、様々な働きがあると言われている。

 

鉄分

免疫に必要な栄養素であり、血中に酸素を送るために重要な役割を果たしていると言われる。
肝機能の強化カラダ全体の機能を高める鉄の作用により肝機能障害、貧血の予防にも効果を期待できます。

鉄分が不足すると、貧血により肉体疲労が起こりやすくなる。

 


ビタミンE

脂溶性ビタミンの一つ。
肉体の酸化を防ぐ抗酸化作用、コレステロール値の定価などの作用があるとされている。

 

すごい栄養があるのですね。

 

栄養がたくさんある、しじみをおいしく食べてみましょう。

 


しじみのうま味や栄養を無駄なくとるなら

味噌汁が1番です。

味噌には肝機能を高める働きがあり、しじみとの相乗効果が期待できます。

 


しじみの旬

しじみの旬には諸説あるが、年に2回あるとも言われている。
夏はしじみの産卵期であるため、栄養をよく蓄えた身の太いしじみを味わうことができる。

また、冬はしじみの生息地の水温が低く、身が締まっているため、
しじみから味の濃いだしをひくことができる。

このように、季節によって味わいは異なるものの、基本的にはしじみは1年中収穫をすることができる。

 


下処理

しじみを食べるには下処理が必要になる。

最近では下処理を済ませたものが売っている場合もあるが、
基本的に、生きているしじみには砂抜きの処理を施す必要がある。

濃度1パーセントの塩水に3時間から6時間程度浸すことによって、
しじみが体内に蓄えた砂を吐き出し、
食べた時に、身に砂が混じっているという状態を防ぐことができる。

 

しじみの味噌汁

しじみのごく一般的な食べ方。

砂抜き処理をしたしじみを沸騰した湯に入れ、
しじみの殻が開いたら味噌を溶き火を止める。

煮すぎると身が硬くなり、雑味も出るので、沸騰後はあまり煮過ぎないこと。

貝殻の中にある小さな身は、食べる場合もあるし、出汁だけ取り食べない場合もある。

 

しじみの佃煮

沸騰した湯に砂抜きしたしじみを入れ、殻が開いたら取り出だす。

冷ましてから殻から身をはがし、醤油と砂糖で煮詰める。
みりんや料理酒などの調味料、生姜や山椒などの薬味を入れる場合もある。

 

しじみのお味噌汁、飲みたくなってきました!


では、失礼します。